Nakamoriと出来るだけ一緒に行動を移す為に近くにアパートを借りて生活を始めた。
日本からは恥かしくて生活費を送って欲しいなんて言えない。
ギリギリの生活であった。
行動を共にしてみると何やら他にも仕事をやっている様子。
聞いてみると、偽装結婚の手伝いをしているのであった。
本人曰く、タレントとして日本に行く事の出来なくなった女性を救っているのだと言う。
しかし、偽装結婚とは私としては出来ない仕事。
他の仕事を探したらどうか?と話をし、何か良いビジネスを探していた矢先であった。
あれは忘れもしない2006年5月22日の午前中。
全く知りもしない女性から偽装結婚を依頼したいと私の携帯電話にTXTが来たのである。
その少し前からNakamoriの携帯電話が調子悪いとかで私の方に他からもTXTが来たりしていたので取立ててヘンに思わなかったが、でも、全くの知らない人物だったので、胸騒ぎらしきものがあった。
昼過ぎにカインタのサンタルシヤモールの喫茶店で待ち合わせる事になった。
他にも知合いの日本人が来ているかも知れない。
Nakamoriの仕事の事は興味が無いのだが、知り合いに会えるかも知れないし、私の方に連絡があった手前責任みたいなものも手伝って一緒に向かった。
Nakamoriはもうこれが最後にしたいとも言っていたが、、、
喫茶店に着いたところNakamoriを紹介してくれたOさんがコーヒーを飲んでいた。
彼とは約1ヶ月ぶりの再会である。
私より10歳以上も年配で良き相談相手であった。
暫くすると他の知合いのナガイも来ていたのだがスーッと姿を消した。何かへんだなって思っていたら、偽装結婚の依頼人のCが顔を見せた。
NakamoriとC、私とOさんが話しているときに、Cが何やらNakamoriに手紙らしき物を手渡し、ゴソゴソしている時に、背後から”NBI”という声で驚かされた。
いったい何がなんだか解らない。。。
携帯電話を取上げられ、立てと言う。。
周りを見るとTVカメラがこちらを向きライトが付いている。。
ハッキリ言ってビックリカメラか?とさえ思った。。
背中をコツかれモールの中を歩かされた、終始TVカメラは付いて回ってくる。。
モールの外の駐車場に着きレボに乗せられた。
クルマが走り出したとき4人ほどの知合いのフィリピン女性の顔が見えた。
どうして連中がこんな所で??
嫌な気がする。。。
クルマの中でNBIのスタッフがNakamoriの昔の彼女の名前を言っていた。。。
ヘンだ、絶対嵌められた。。。
そうこうしている間にNBIの本部に着いた。
3階に連行された。
部屋に着くともうそこには駐車場に居た知合いのフィリピン女性が居た。
一体どうなっているんだ?何これ?
事情聴取が行われると思っていたが一向に始まらない。
一緒に連れて行かれたOさんは全然関係が無いことである。
当然、私もそうであるが、、、
暫くしてOさんの奥さんが現れ、スタッフに小遣いを渡してOさんは帰っていった。。。たしかP1500
スタッフに私の関係ないのにどうしてだ?と聞いたが”お前は関係がある”と言う。
調べれば解る事だからそう心配はしていなかった。
しかし、スタッフから告訴状の原稿を見せて貰った時、驚いた。。。
私がセブに居るときからNakamoriと一緒に、無免許で仕事をし、詐欺と人身取引というのが罪状であった。
当然抗議をした。まったくの濡れ衣だから当たり前である。
しかし、返答には呆れた。後で、揉みくちゃにするからこれで良いのだと言うのである。
何とかして日本大使館に連絡をしようと思った。しかし、いくら何でもNBIと大きな看板を背負っている組織がろくに調べもしないで無茶な事はしないだろう。。。また、NBIから日本大使館に連絡を入れるような事を言っていたので、日本大使館のスタッフが来たら当然関係の無い私は無事開放されると思っていた。
まだまだ日本の感覚から抜け切れていなかった私は大変甘かった。
NBIのスタッフは3日以内にP100.000を作りなさい。そうすればこの告訴状はクチャクチャに揉消してやる。もし、3日以内にお金が作れなかったら、留置所に入ることになると言った。それまでこの事務所で泊まることになった。
なんて所だ。。。。。金次第か、、、、
Nakamoriが何とか作ると言った。
こんな馬鹿げた事を日本の両親に知れたら大変な事になる。ただでさえも散々迷惑、心配をさせてしまったこれ以上何とか防ぎたい。。。私ではお金は当然用意できない。Nakamoriに任せるしかない。
次の日Nakamoriの彼女の家族と私の彼女が面会に来た。
私の方の彼女は寝ていない様子、、いきなり連絡が付かなくなって心配していた所に私とNakamoriがGMATVのNEWSに出たのだ。。
とてもビックリしたらしい。。
恥かしい話だ、当分外を歩けない。と思った。
Nakamoriはホント落ち着かなかった。出来ると言っていたお金が難しいようである。
でも、時間はドンドン経過する。
それでも、Nakamoriは何とかなると言っていた。
約束の3日目である。
お金は未定のままである。
でも、不思議な事であるが、なんか落ち着いていた。
こんなバカバカしい事でそう簡単に外国人を留置所に入れないだろうと思い始めていたからである。
後で絶対問題になるはずだからそんな頭の悪い事はしまい。。
昼過ぎにDOJに連行(そうは言っても、護衛が付添う訳ではなくスタッフは1人で外を歩くのである。周りは普通の通行人が歩いている。絶対に逃げれる。。。でも、出来なかった。)
検事が告訴状を見て、如何するか?と言った。
確かP2.000.000を支払うか、あるいは裁判をするか?という事であった。。
弁護士らしき者が居たので、貴方だったら如何する?と聞いてみた。
彼は自分が無罪であったら当然裁判をすると述べた。自分に依頼をして貰いたい事もあっただろうが、、、
でも、裁判は当然である。関係の無い事で1円なりとも支払う気持ちは無い。
裁判になったら我々はそれまでどうなるのか?と尋ねた。
彼は留置所に入る事になると言った。。。
悔しい事であるが、仕方が無い。後でその分仕返しをすればいいのだ。。。
午後7時であったと思う。
DOJから事務所に帰ってきた我々はこの時間に手錠を掛けられた。。。。
悔しさで涙が出そうになった。泣くわけにもいかない、廊下に出たらまたTVのカメラがこちらに向かっていた。自分は無実なんだ。下を向いたら認める事になる。上を向くしかない。(多分ひどい顔をしていたろうな?)
裏手の非常階段を下り、同じ敷地の留置所に向かった。。。
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