私はSet-upの被害者である。

2006年5月留置所内 その1

もう、暗くなっていた時間だったと思う、留置所の隣の事務所で手続きを済ませ、鉄格子のトアをくぐって行った。Nakamoriは「悪いなあ。」と言っていたが。。。いつかは責任を取って貰う、その場限りの言葉なんぞ不要なのだ。何も解決されない。

Nakamoriは奥の部屋。私は手前の部屋に通された。
留置所はNBIの敷地内にあり、事務所と隣合せであり、独立していた。
手錠を嵌められたまま、片面が鉄格子の気味の悪い建物が近づいてきた。
一体どんな連中が居るのであろう、どうせ、犯罪者ばかりの中に入れられて唯で済むわけにはいかないよなあ?リンチも有るかも知れない?いろいろ頭の中を駆け巡ってきた。。しかし、行くしかない。腹を決めるしかない。

鉄格子の面は面会用にもなっており、また、通路でもある。
通路の向かって右側に奥と手前にとに部屋がある。
通路の真ん中でまた鉄格子で遮られており、手前の部屋には、また奥と手前とに別れている合計3つの部屋があった。
通路手前の手前の部屋は女部屋であった。

決められた部屋に入ったとき奥から大きな男がやってきた。
「こっちに来い」と奥に連れられ、「お前ココに来たからには、ココのルールに従え、言う事を聞かないとこうなるぞ!!」と言い長さ40センチほどの幾つか回りに釘が出ている棒を振り回し始めた。

とにかくしばらく大人しくするしかない。
多分、その時にまだ明日には出れるんだと思っていたのである。甘かった。。。。

私の部屋には約15名。
大きく分かれて4段階に階層が分かれている。
MAYOR、VICE、VIP、KAPATIDの4つである。
順にその部屋の長、その副長、特別待遇、雑用係と言ったところか?
始めに棒を振り回しうるさく言っていたのはVICEで、「お前は日本人だからVIPにしてやる。しかし、P5.000出せと言っていた。」「解った。何とかする」しか私は言えなかった。

これは拙いと思い、MAYORから携帯電話を借り、彼女にTXTをするからと言い、日本大使館のHさんにTXTをした。日本大使館で何とかしてくれると思ったからである。

確か次の日にその日本大使館のHさんから電話が来た。「あんた誰?」すごい横柄である。日本に居る時には横柄な態度をされると、ガンガン攻めてやるのであるが、そんな事を言える立場と状況ではない。横柄な態度にも頼るしかないのである。事情をHさんに説明をし、すぐにでもここに来て欲しいと依頼、しかし、次の日に面会に来てくれた、彼は、私が2月までセブに居た事を知っているのである。
それにもかかわらず、NBIは前年の2005年からNakamoriと共に悪さをしていたと言うのであるから、日本大使館のHさんが着て貰えれば私の無実が実証され、私だけでも出れると思っていた。しかし、Hからは「日本大使館側では何も出来ない。」ここの弁護士の事務所と通訳の事務所が印刷されたコピーを渡された。たったそれだけである。

ここで、いったいいつまで我慢をすればいいのだ?
眠れない日々が続いた。

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